上ザヤ(うえざや)とは?
ある銘柄の値段がほかの銘柄の値段よりも高いこと。「サヤ」とは値段の開きのことで、他と比べて高い(上である)ことから、上ザヤと呼ばれます。たとえば、A株が520円、B株が500円だとすると、A株は20円の上ザヤということになります。「上ザヤ」は、同一銘柄でも、他の取引所の付けた値段よりも値が高いときにも使われます。株式は、いくつもの証券取引所に上場されているので、証券取引所間で「サヤ」が発生するのです。たとえば、A株の東京証券取引所での株価が600円、大阪証券取引所(大証)での株価が610円だったとします。このとき、大証が10円の上ザヤということになります。対義語は「下ザヤ」です。なお、「上ザヤ」は「うわざや」と読まれることもあります。