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長期投資と短期投資

 投資には、大きく分けると長期投資と短期投資があります。
 長期投資とは、特定の銘柄を長期間保有し続ける投資方法です。短期的な値動きに捉われずに、数年間と言う長いスパンでの値上がりや配当金を期待して長期間株式を持ち続けるのです。

 長期投資では、チャートの動きなどのテクニカル分析も大切になってきますが、株式の内在価値や本質的価値、将来性など、企業のファンダメンタルズ面の分析が更に重要になってきます。
 特に、株式の内在価値や本質的価値に比べて割安な株式が長期投資の対象に適しています。長期的に見れば、株価は必ず企業が持っている内在価値や本質的価値に近づいていくからです。
 ただし、内在価値や本質的価値に比べて割安な株の中には、将来性を不安視されているものもあります。株価が割安なのは、その銘柄の内在価値や本質的価値が将来的には下がっていくと、市場参加者が判断している可能性があるのです。
 従って、株価が割安であっても、将来性がなかったり、先行きに不透明感のある場合には、慎重に投資するようにしましょう。

 短期投資は購入した株式を短期間に売却してしまい、値ざやを稼ぐ取引のことです。ときには、日計り商いと呼ばれる、一日のうちに同一銘柄を買って売るような超短期の取引もあります。
 短期投資は長期投資と区別して、「投機」と呼ばれることもあります。一部でマネーゲームと批判されることもありますが、リスクを理解したうえで、自分の責任のもと投資をするのであれば、あまり問題視すべきことではないと思います。
 個人投資家の短期投資無くしては、今の株式相場の活況もありえませんし、個人投資家の短期売買が株価上昇の要因の一つになっていることは否定できない事実なのです。

 短期投資の場合には、短期的な値動きを読んで利ざやを稼ぐのですから、チャート分析などのテクニカル分析が欠かせなくなります。
 値動きの荒い株式などが短期投資に向いています。逆に、ほとんど値動きがないような株式は短期投資にはあまり向いていないと言えるでしょう。

(文責:K.H)

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