簡単に株取引ができるネット取引とは?
現在、ほとんどの証券会社で、ネット取引が利用できるようになっています。ネットの常時接続が定着したこともあって、かつての電話や窓口での注文に代わって、取引の中心はネットになっています。
なぜなら、ネットでの取引は非常に簡単で、しかも瞬時に出来るからです。また、多くの証券会社で、電話の注文よりもネットでの注文の手数料を安く設定しています。ネット取引の手数料が安い証券会社の場合、電話での注文とネットでの注文での手数料の額がかなり違うこともあります。
余談ですが、ADSLなどの常時接続が普及していない時代には、注文を出した後、回線を切断するのを忘れて、膨大な通信費が掛かってしまったという、笑うに笑えない話もありました。
現在でも、常時接続のネット環境にない人もいると思いますが、その場合、注文を出したら回線を切ることは忘れないようにしましょう。
ネット取引では、モニターで、現在値や売気配と買気配、気配値ごとの注文株式数などをチェックしながら売買注文を出していきます。慣れないうちは1分以上かかるかもしれませんが、慣れてくると10秒程度で出来る作業です。
簡単すぎて怖すぎるくらいの作業です。注文に間違いがないかのチェックは怠らないようにしましょう。
ネット取引は簡単で瞬時に行えるだけでなく、非常に便利です。モニターでは、現在値は勿論、売気配、買気配、気配値ごとの注文株式数も全てリアルタイムで更新されていきます。それを見ながら、注文を出したり、注文を修正したりしていけます。
ネットでの注文は、マウスとテンキー(数字を打つために使うので)さえ使えれば簡単に出来ます。お年寄りでも簡単に出来るものだと思います。
パソコンが自宅にあり、ネットに常時接続できる環境にあるのなら、ネットでの取引をお勧めします。
ネット取引の普及によって、株式相場は大きく変わりました。
ネットでの取引は窓口や電話での注文よりも簡便で、しかも売買を繰り返すことも容易なので、多くの個人投資家を市場に呼び込むことになりました。多くの個人投資家が、信用取引にまで参入するようになりました。
このことで、市場に流入する資金が増え、出来高が増え、市場に活況が出てきたのが、2005年以降の株式相場の上昇の要因の一つだとされています。
一部では個人投資家の加熱振りを批判する声もありますし、株式投資に熱中しすぎることに問題がないとは言えませんが、自分の責任において、無理のない範囲で株式投資を行うことはなんら問題のないことですし、多くの個人投資家を市場に呼び込んだネット取引の普及は、株式取引における革命的な出来事だったと言えるのではないでしょうか。
(文責:K.H)