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ポートフォリオを組もう

 ポートフォリオとは、保有資産の構成内容のことをいいます。投資をする際には、いくつかの銘柄に分散投資を行うことでポートフォリオを組み、リターンの効率性とリスクの分散をはかる運用を行うことが大切になってきます。

 ポートフォリオを組む場合、株式、債券、投資信託、外貨、預金など、リスクとリターンの異なる様々な商品に投資し、リスクの分散を図ります。ひとつの商品に集中して投資してしまうと、それが暴落した場合に、取り返しのつかない損失を被ってしまうからです。
 たとえば、株と債権に分散投資しておけば、株式市場が暴落しても、債権に投資していた分についてはリスクに晒されません。分散する投資先を増やしておけば増やしておくほど、ひとつの出来事によって被るリスクを小さくすることが出来ます。

 これがリスクを分散しておく狙いです。投資の世界では、卵をひとつのカゴに盛るなということがよく言われます。持っている卵をひとつのカゴに盛っておくと、そのかごを落としてしまったとき、全ての卵が割れてしまいます。一方、卵を複数のカゴに分けて入れておけば、ひとつのカゴを落としてしまっても、落としたカゴに入っている卵は割れてしまいますがその他の卵は無傷のままです。
 分散投資は非常に重要なのです。

 分散投資をするには、各金融商品のリスクとリターンについてしっかりと把握しておかなくてはなりません。

 ポートフォリオを組む場合、金融商品ごとに分散投資するのも大切ですが、金融商品の中での分散投資も大切になってきます。
 ポートフォリオを組み、自分自身の求めるリターンとリスクから株式に投資する金額の割合を決めます。と言っても、株式に投資できる資金を、全てひとつの銘柄に投資するのは非常に危険です。その銘柄が暴落した時に、致命傷を負ってしまいます。
 従って、株式の中でも、投資する銘柄を分散することが大切になってきます。

 この場合のひとつの方法としては、複数の業種に投資する方法があります。ある業種の株式が下落すると、同じ業種の株も連想売りされたり、連れ安(つられて安くなること)が起こったりするからです。

 また、一口に株式と言っても、リスクとリターンは様々です。 
 一般に、新興市場の株式は急激に上がりやすい面がありますが、同時に急激に下がる可能性も秘めています。安定成長期に入った大企業や電力やガス、鉄道などの公益企業は、急激に上がることはないものの、急激に下がることもない傾向にあります。
 
 株の中にも、ハイリスクハイリターン、ミドルリスクミドルリターンなど、様々なリスクとリターンを持つものが混在しています。
 銘柄の特質を知り、リスクとリターンごとに投資先を分散しておくのもひとつの方法だと思います。

 いずれにせよ、ポートフォリオを組み、リスクを分散することは非常に大切です。人によって、欲しいリターンや、取ることの可能なリスクは違ってくると思います。それぞれの置かれた立場や、欲するリターンを把握し、自分に見合ったポートフォリオを組んで投資するようにしましょう。

(文責:K.H)

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